iLife '08(とくにiPhoto) 2007.10.12 Fri

発表当時「何をおいても買う」とか書いたくせに今頃になったのは、できたらiMacを買いたいなと思ってたから。入ってますからね、iLife'08。
でもどうやらすぐにiMac購入とはならないようなのでiLifeだけでも最新版を購入することにしたわけです(残念ながら)。
僕が使う頻度の高いのは断然iPhoto。ずいぶん差があってiMovie、iDVDでしょうか。
GarageBandもモトローラ携帯の着メロ作りやカホンの録音などに使ったものの、普段音をいじる事なんてありませんし(^_^;)。
'08になってもっとも変わったのがiMovieです。
これはもう別のソフトになったと言っていいですね。
上のキャプチャでわかるとおり、画面は大きく3つのブロックに分かれてます。
右上は再生画面、左上は「プロジェクトライブラリ」という、まぁこれまでで言うタイムライン、そして下枠は「イベントライブラリ」という名の動画ライブラリ。
デフォルトではiPhotoに登録されている動画ファイルがすべてこのライブラリに登録されます。
このイベントライブラリ、1コマ1コマのように見えるのは動画を数秒ごとの瞬間を切り取ったもので、つまりこのコマが多く繋がっているものは長い動画ファイル、少ないものは短い動画ということですね。
特筆すべきは、このサムネイルの上でマウスカーソルを左右に移動(ドラッグではなくマウスボタンは押さない状態)させると、その移動速度に合わせて右上に再生されることです。この動きはとてもスムーズ。
このとき好きな場所でクリックすると現れる枠を左右にドラッグして長さを決めたら、それを画面左上のプロジェクトライブラリにドラッグしていくことで動画を編集します。
面白いインターフェイスになっていると同時に、何となく敷居の高い動画編集を取っつきやすくすることに挑戦しているものだと思います。
ただし良いことばかりではなく、タイムラインに沿ったフレームや音量のレベルを目で確かめながら調整するといった事はできなくなりました。iMovie'06にあったエフェクト等も大幅に削られています。
iPhoneやiPod touch、まもなく登場するMacOS X「Leopard」などに見られる最近のアップルのインターフェイスに合わせながら、よし入門向けになった感じでしょうか。
また、一旦起動してしまえば快適なんですが、僕の環境では起動に少々時間がかかります。
iLifeは新しいバージョンをインストールすると古いバージョンは削除されるのですが、今回iMovieだけは'06を残すようになってるのもうなづける仕様です。

これまでと同じくロールごとに表示させるモードもありますけれど、今回の目玉は「イベント」という単位でしょう。
このキャプチャを見ると正方形の写真がたくさん並んでますが、単純な写真一覧ではありません。
これは日ごとに分けられた(もちろん後から分割・統合は可能)「イベント」のサムネイルです。
つまり初期設定の状態では、この1つが1日ぶんのフォルダみたいなもので、中のデータの見本画像を貼り付けてあると考えるといいでしょう。この「見本」は、その中にある写真ならどれにでも変更できます。
そしてiMovieのところで説明したのと同じく、この上でマウスカーソルを左右に移動させると、このサムネイルが次々に中の写真に変わって表示されます(もちろんカーソルをその上からはずせば元のサムネイルに戻る)。
写真の数が増えると、これまでのように写真一覧をスクロールさせるだけでもたいへんですので、なかなか優れたインターフェイスと感じました。
しかし、ここでひとつ問題が。
僕は撮影したデジカメ写真はすべてiPhotoに入れます。
そしてざっと選別して使えそうな写真だけPhotoshop Lightroomに登録~現像・調整しているんですがHDD内でデータの重複は避けたいので、このとき「複製」ではなく「参照」するようなセッティングにしています。
これまではそれで問題なかったのですが、'08になってiPhotoのデータフォルダが「パッケージ」化されたことが問題です。
パッケージというのは、「フォルダ」をあたかも1つのファイルのように見せるもので、複雑なファイル構造を隠したり、不用意に中身を改変したりさせないための仕組みなのですが、そのせいで、Lightroomから元データの「参照」ができなくなってしまったんです。
ピクチャフォルダの中に「iPhoto」というパッケージがあり、その中の「Originals」フォルダに元ファイルが保存されているのですが、パッケージiPhotoの名称を変更したうえで、そのエイリアスを作って「iPhoto」という名前をつけてみてもダメ、「iPhoto」という新規フォルダを作り、中にOriginalsフォルダのエイリアスを置いてもダメでした。
Lightroomにはすでにそこそこの数の写真を登録しています。
これらを登録しなおすだけでも大変ですが、何よりこのソフトの大きな強みであるRAW現像の履歴はそのまま残したい。
ですが、このままではそれができそうにありません。
'06に戻さなきゃいけないのかなぁ。
戻せるんだろうか。。
→続き「iPhoto'08 & Lightroom問題解決」を読む

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