たすぽー 2008.03.15 Sat

免許証などのコピーと写真を添付して申し込むことによって「成人識別」するというカードで、これからタバコを自動販売機で買うとき、このカードが必要になるそうです。
ただでさえいろんなカードを持ち歩かないといけないっていうのに、また1枚増えました。 喫煙者にはどんどん不便な世の中になってきます。
一緒に届いたご利用ガイドを読んで知りましたが、このtaspoカードには「ピデル」という電子マネーにも対応していて、2万円までのオカネをチャージする事ができるそうです(チャージは対応の自販機で行う)。
一見便利そうなんですけれど、カードの裏面に書いてある小さい字を読むと5年間使わずにいたら入れてた残高は失効してしまうみたいなので、基本カートン買いでたまにしか自販機を使わない僕なんかはこのピデルは利用しないほうがよさそうです。
地方在住者としては、taspoの導入は田舎のほうからというのもやな感じです。
あらゆる「便利な」インフラはほぼ100%確実に都市部優先で導入されて、地方はずいぶんと遅れ、あるいは導入そのものを見送られます。なのに、こんな面倒で「不便な」ものはまず地方から。
何とかしてください、この都市超偏重。
まーでも百歩譲ってそれはいいとしても、客観的にみてtaspoって本当に必要なんだろーかって思ってます。
一応の大義としては、未成年者の喫煙を防止するという目的があり、一定の効果は期待できるんでしょうけど店頭では買えるわけですし、自販機は写真と顔の照合なんてしませんから、たとえば拾ったtaspoとか、こそっと持ち出した親のtaspoでもタバコ買えちゃうんですよね。
何のためにカードに顔写真なんてつけるのか、「もっともらしく見せる」ため以外の意味がわかりません。
もしかして数年中に有名無実化する可能性もあるんじゃないでしょうか。
taspo対応自販機への入れ替えにはかなりの費用がかかる事は間違いありません。
例によってどこかの利権の臭いがプンプンします。
こんな専用のカード&自販機でなくてもこの程度の「成人認識」をさせる方法はいくらでもありそうですもん。
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