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プラダの携帯  2008.05.12 Mon

pradaphone8511.jpg各所で報道されているとおり、6月からPRADAブランドを冠した携帯が発売される事が決まったそうです。

この「PRADA Phone by LG」、僕が見たNEWS ZEROでは「10万円くらい」と言ってました。
1000万とも言われるSoftBankのティファニー携帯のようなプレミアムではなく、一般人にもちょっと奮発すれば手が届く価格ですね。

機能そのものはどうなのかわかりませんし、海外製携帯特有の使いにくさもおそらくあるんじゃないかという心配はあるものの、なんとなくiPhoneとの相似性を感じさせる全面タッチパネル、101mm×54mm×12.7mmとコンパクトなボディなどはなかなか魅力的かもしれません。

でも僕は買いません。
理由は「プラダだから」。

プラダ、正確に言うと「僕が知ってるプラダ製品」って正直言って苦手なんですよ。
初めて知ったのが、あのコタツ布団みたいなキルティング地のバッグだったんですが、その印象が悪すぎました。
それほど質が高いとも思えませんでしたし、デザインも垢抜けない、PRADAの三角ロゴマークにしたってとっても「もっさい」。誤解を恐れずに言えば、第一印象はスーパーのワゴンに載ってる980円のバッグみたいでした(^_^;)。
まあ、ここまで感じたのは僕くらいなのかもしれませんが、それでももしあのバッグの値段が1/5だったら絶対売れてないと断言しましょう。


価格というのはすごいもので、良いものが高く悪いものは安いのが本来当たり前なんですけど、その「価格」が先行してモノの価値、これも正確に言えば「人が感じる価値」を決めてしまうことだってあるんですよね。

つまりそれがブランドの価値なわけですが、とくに品質に問題のある製品を作っているのでなければ、バッグや服、アクセサリーといったモノは高いほど有り難がられます。値段が高ければ誰もが買えるわけではない=希少性が高い=自分はお金持ちなんだ、ひととは違うんだとイバレることも重要です。

プラダに限らず、ある意味「ブランド」を作るのは値段付けがもっとも大切なんだと思います。
一時期グッチは安価な製品を多く発売し、そのブランド価値を大きく下げました。今のレベルに戻すのには後任者の相当の苦労があったことでしょう。

もし僕が服やバッグなど「ブランド」が幅をきかせるジャンルの製品を作るとしたら、ある一定レベルの品質を確保したうえで、少数だけ作り値付けを高くします。
経験上このジャンルの購買層には名前や価格という誰にでもわかる表層こそが重視され、モノの本質をみてくれる人はそんなに多くないって気がしてますもん。もちろんそうでない人もたくさんいますし、若い頃は誰でもそんな傾向ありますけどね。


PRADA Phone、服やバッグと違い「電子機器」という、いわばブランドとは無関係な部分の本質的価値が一般にわかりやすい商品ではありますが、10万円ならおそらく成功するでしょう。これを30万にしなかったところががうまい値段付けです。
でも僕には「プラダ携帯を買う人」に見られたくないという気持ちがどうしてもあって、たとえその機能や外観に魅力を感じても、このロゴが消えないかぎりこの携帯を選ぶことは絶対ないです。


プラダ好きな人、勝手なこと言ってごめんなさい。
モノの価値観はひとそれぞれ。そしてこうしたブランド製品の価値とは、買う側が決めるものですよね。製品そのものもさることながら、「高いものを買った」という満足感こそが、その人にとっての本当の価値と言えるのかもしれません。
パソコンやカメラや車や時計に高いお金を出すのはもったいないと思う人がいるのと同じように、僕はプラダ(だけではありませんが)にその価値を見いだせない類の人間、ってだけの事です。
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