ベルビア 2009.01.11 Sun

いや、見つけたって表現は正しくないな。長い間、部屋の冷蔵庫にあるのはわかってましたが、捨てることもせず見て見ぬフリをしてました。
一昨日、チビ1号が学校の工作で使う小さい紙箱を探していたので、僕もあちこちあさってるうちにこのフィルムを思い出したわけです。
すぐに箱はあげたので消費期限なんかは見なかったんですけど、使ってた頃を思い出せば15年は前のフィルムです。もう使ってもろくな結果にはならないから燃えないゴミ行きですが。
商業印刷なんかするわけもないのに、一時期かっこつけて使ってたリバーサル。
特にこのベルビアは、他にはない非常に鮮やかな色でクッキリとした写り(悪く言えばちょっとケバいかもw)がとっても気持ちのいいフィルムでした。
一時期製造中止してたみたいですが最近また復活したとか。
ダイレクトプリントでも独特の深みがあって、印象の強い風景写真になってくれます。
・・上手く撮れてれば。
少なくとも当時の僕にとっては、写真の最終形態は紙焼きでした。
露出の寛容度が狭いリバーサルでは失敗も少なくなくて「あー これでもうちょいアンダーに撮れてたら」と思うこともよくあり、またダイレクトプリントの値段が高いこともあって、進歩のない下手っぴの僕は結局ネガフィルムに戻りました。
今はデジタルになって、町のDPE屋さんに「もう少し暗く」などと注文してた作業が自分でできるようになりました。
そしてRAWという保存形式を知ったとき、そのままでは画像として成り立っていない事だけでなく、その調整幅の広さから、これはデジタルのネガフィルムだーと感じたものです。
フィルムの頃はリバーサルを使うのがカッコ良かった。ただプロの猿まねですな。
でも今は「下手な腕を多少カバーしてくれるから」僕はRAWを使います。
僕はストイックな趣味などありませんので、機械が助けてくれるところはそうしてもらいますが、ほんとはJPEGで露出ブラケット(段階露出)とかも使わず一発撮りがいちばんかっこいいなーとも思ってます。
スポンサーサイト