D810が出た! 2014.06.26 Thu

機種名からわかるようにD800とD800Eの後継機種。
D800ユーザーとしては当然気になるわけで、新しくなったらしいところ列挙してみましょう。
1.ほぼ同画素数だが新センサー
2.ローパスフィルタ無し
3.電子先幕シャッターも選択可能
4.画像処理エンジンはEXPEED 4に
5.ISO64〜12800が常用感度
6.sRAWの追加
7.連写コマ数が5コマ/秒に
8.背面液晶モニタの変更
なんでも、内部は一新したとかで、細かいところはまだあるでしょうが、目立つのは以上です。
D800Eでも効果の薄いローパスフィルタがあったらしいのですが、今回のD810では完全に除かれました。
どうも最近はローパスレス流行りですね。ニコンもD5300などの下位機種で先行しています。
苦労して作っていた部分だろうに、やっぱりピクセルごとの鮮明さ重視の傾向ということなのでしょう。
もっとも画素数が増えればモアレは発生しにくいので、そろそろ大丈夫という事なのかもしれません。
3の電子先幕シャッターは、ライブビューを使う際、機械式のものと選択できるようです。
太陽などの強い光源を入れたとき、色のにじみが発生したりする欠点もあるものの、仕組み上、電子シャッターは振動がほぼ発生しません。
ローパスがなくなって、よりブレに敏感になっているであろうD810には良いでしょうね。
機械式シャッターのほうも、振動と音を抑えるような新設計がされているそうです。いいですね。
5のISO感度。
D800/D800Eは、常用感度100〜6400でしたので、下に半段、上に1段広がったことになります。
ISO64が常用感度になっているのはニコン初。
明るいところで、大口径レンズでおおきなボケを得たり、滝の流れを滑らかに撮ったりしやすくなるという事ですが、1段分もないので「ちょっとだけ」という感じでしょうか。
6のsRAWはキャノンではお馴染みですが、ニコンはこれまでありませんでした。
通常の7360×4912ピクセルに対して、sRAWは縦横ちょうど半分ずつの3680×2456ピクセル。
ただしsRAWでは14bit記録はできず、12bitだけなのだそう。
個人的には14bit対応はもちろん、せっかく半分ずつというキリのいい数字にしているのですから、2×2ピクセルを1ピクセルに処理する部分で、むしろより画質向上(というか高感度に強く)ができなかったのかなぁとは思いますが、素人が考えるように簡単なことではないのでしょうね。
7の連写コマ数は4コマ/秒から5コマ/秒へ。でも個人的にはまったく気にならず。
8の液晶変更は意外に大きいようです。サイズはかわりませんが、ドット数が92万から122.9万に増えたたけでなく、RGBに「W(白」を加えたRGBW配列になっているのだそう。
外観は大きくは変わっていないようですが、グリップの形状が変更されているようです。
操作系も基本的に踏襲であるものの、測光モード切り替えが左肩のボタンになったりと微妙に変わっている模様。これによってBKT(ブラケット)ボタンはなくなったのかな? 私は割とよく使うのですが。
ニコン自身が「ニコン史上最高画質」をうたっているように、相当の画質向上が期待できそうです。
D800ユーザーとして、僕も使ってみたいのは言うまでもありません。
けれど等倍表示重視タイプではありませんし、D800にかなり満足しているだけに、上のようなカタログスペックを見ただけでは、「どうしても欲しい」と感じるには一押し足りない。
現状で画質的な不満がほぼありませんからね。
玄人好みのモデルチェンジと言えるかもしれません。
ソニーのα7sみたいな「超々高感度」とか、GPS内蔵とか、なんかものすごい目新しくてチョー便利な機能でも付いてたら・・・・あ、いやそれでもボディ30万円超という値段。買い替えるにはまだまだ早い。というか買えない(笑)。
いつかD900が出たとき検討します。
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