ハゲと音痴とココロ 2012.05.05 Sat

もちろん体力の低下はずっと以前からありました。
でもそうそう運動するわけでもないし、時折ぶり返すひどい腰痛を除けばそれほど気にしていませんでした。
否応なく老いを認識させられているのは、まず外見の変化。
はっきり言えば、ハゲ化とデブ化です。
特にハゲのほうは、今年に入ってから「これほどか」と思うほど急激な進行具合を見せています。
もともと全身の毛という毛が少ないので、女性ホルモンが多いのだろう→頭の毛も年齢とともにゆっくり減っていくだろう、と勝手に思っていたのですが、いやはや、これほどの速度とは。
何かのスイッチが入ったかのようです。
これまで何人かの知り合いから「髪が薄くなってきた」と聞いたとき、「短くしたらいいんじゃないか」等と言ってました。もちろんその時はほんとにそう思ってましたし、髪の毛ごときという気持ちもありました。
でも自分がなってわかります。そんな単純なことじゃないですね。
人は人、やっぱりどこか他人事と考えていたようです。無責任な発言でした。
また腰痛がひどい時、多くの人が「運動しろ」と言いました。でも僕の腰痛は、それは完全に逆効果でした。
自分のことがそのまま他人にあてはまるわけじゃない。
悩んでいる人に対して、自分が経験したことのない事をたとえ一般論としてでも無責任に伝えるべきじゃないとようやく学びました。
ああ、横道にそれました。戻します。
ハゲほどの速度ではないデブ化にしても、腹・腰まわりや顔といった、これまであまり付いてこなかった場所に集中してオニクが増えてきてます。
以前からあった白髪の大量増は言うに及ばず、シワやシミまで増え、鏡に向かうことの少ない僕でも朝見る自分の顔は、この数ヶ月で一気に10歳くらい老けたような気さえします。
これまで比較的「年齢にしては若い」と言われることが多かったのですけど、もうあきらかに年齢相応、いや一気に追い越してしまったかもしれません。
外見だけではありません。
非常に困るのが、視力の低下。老眼ですな。
生まれてこのかた、つい最近まで一度も視力に不足を感じたことがなく、クリアで当然だった視界。
それが手元の近いところから見えなくなってきました。
特に薄暗い場所や寝起きなどでは、iPhoneの文字を読むのも簡単ではなくなっています。カメラの背面液晶での確認も苦しいときがあるし、何よりよほど明るくしないと本を読みにくいのが辛い。
まさか自分がこうなるとは(当たり前のことなのに)少し前までまったく想像したことさえありませんでした。
今年は人生初のメガネを買うことになりそうです。
聴力も同様です。
小さい音が聞きとりにくくなったという感じはまだありませんが、音程がわからなくなりました。
特に大きな声が出なくなったり、そもそも声に倍音というか雑音が増えてきたせいもあって、自分の声の音程がよくわからない。
以前は、同じ音程の声を一定の音量で出し続ける事には自信があったのですけれど、今や1秒さえも安定しません。
悲しいかな、音痴になりました。
そして、記憶力はもちろん暗算能力や発想力の低下、車の運転、とくに得意だったはずの車庫入れが明確にヘタになったこと、さらには指先の器用さまで失われてきたような・・。
こうして列記すると本当に多くの衰えを強く実感するこの頃。
2012年は、僕のフィジカルな部分が大きく変化するトシになるのは間違いないところ。
でも本当のモンダイは、そういった表面的な老化ではないのかもしれません。
外見にしろ目や耳にしろ、生きている以上衰えていくのは誰も避けられず、仕方のないこと。
もちろん、できれば少しでも抗いたいという気持ちはあるものの、一方では「しょうがないよね」という諦めもありますし、遅かれ早かれ飲み込まれてしまうものです。
しかしそう考えてしまう事こそ、本当は一番避けるべきなのかもしれません。
「歌ヘタになったからカラオケは行かない」とか「ハゲとデブでみっともないから集まりには参加しない」とか言ってるうちは実はまだマシで、「あーあ、おれもこんななっちゃったか」と思いながらも「ま、いいかぁ」という諦めの気持ちが大きくなることで、『どうでもいいや』と悪い意味での現状の許容を行ってしまい、精神面も含めた本当の老化が本格化するのかも。
こうなると、あらゆることに意欲を失ってしまいそうです。
いや、正直すでにちょっとだけそんな自分の意識を感じています。だから書いてます。
よろしくない傾向です。何とかしないと。
とりあえず自由な時間はもっと出かけよう、もっと遊ぼう、もっと語ろう、もっと写真撮ろう。
自分自身の変化に限らず、最近はココロが折れそうになる事が少なくありませんけど、これ読んでくれた僕の友人たち、「こどもの日に何書いとんじゃい」などと言わずにw、これからもよろしくお願いします。
そして機会があったら何でも誘ってくださいな。
Comments
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- photwindthought : URL 老化…。
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#xpgnGi0U Edit 2012.05.07 Mon 19:51
生き物はすべて背負っていくものです。
腰の場合は、痛む部位が骨、関節、筋肉によって
治療とリハビリの方法が異なってきますよね。
骨の場合は、当然のことながら運動はダメ。
関節の場合は、筋肉を付けるリハビリ法もあるようです。
まずは、痛みの原因を調べるべきだと思いますよ。
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なんだか急に老化を感じています。もちろん体力の低下はずっと以前からありました。でもそうそう運動するわけでもないし、時折ぶり返すひどい腰痛を除けばそれほど気にしていませんでした。否応なく老いを認識させられているのは、まず外見の変化。はっきり言えば、ハゲ化... まとめwoネタ速neo - 2012.05.06 04:11