Markinsクイックシュー 2012.11.28 Wed

いろいろ検討して一式をMarkinsに。
僕はよく知らなかったのですが、主に自由雲台とクイックシューを製造している韓国のメーカーのようです。
クイックシューはいわゆる「アルカスイスタイプ」。これはアルカスイスという会社がオリジナルの固定方式で、非常にシンプルな構造でカメラと雲台をしっかり固定できるためか、いくつものメーカーの製品と互換性があるそうです。
有名どころでは、本家のアルカスイスはもちろん、Really Right Stuff(RRS)や、楽天でも買えるKirkなど。
その中からMarkinsを選んだのは、「他メーカーに劣らないのに比較的安価」という評判だったのが一番の理由ですが、日本語のページで普通にネット通販できたという事もあります(RRSはメーカーから直で購入するしかありません)。
実はもうひとつ重要な点があるのですが、それは後述します。
購入したのは、以下の5点。
・クイックシュー QR-60(ノブタイプ)
・クイックシュー QR-48(ノブタイプ)
・カメラプレート P800U(Nikon D800用)
・カメラプレート PG-34N(汎用。Pentax K-rに使用)
・レンズプレート PL-75(汎用。70-200mmに使用)
なお、発送は韓国からのEMS便で行われ、注文からわずか2日半で到着。
この5点(と後述のアダプタ)では関税はもちろん国内の消費税等も一切かかりませんでした。

普通の撮影には何ら問題はなかったのですが、最近D800に24-70mmを付けた状態で、タテ位置で星空などを撮ると、その重さによって数十分間のうちに微妙にズレてしまう事が起こったのが買い換えの理由です。
プレートをカメラに力一杯ねじ込んでいたのですけど、D800に付けていたものは、それでもズレ(回転)してしまっていたせいで、この写真のようにコルクが剥がれ、一部破れてきていました。

タテ位置用としては、最強のLブラケット(L字プレート)というモノも存在するのですけど、それだと問題がひとつあったのです。
L字プレートは、撮影方向に対して90度横向きでクイックシューに取り付けることになります。
つまり、三脚にクイックシューを固定する際、溝の向きを横方向にしておかないといけないのですね。

三脚座の形状ゆえ、レンズプレートの溝は、どの製品も撮影方向と同じ向き(平行)になっています。
L字プレートとは取り付け方向が異なるわけです。
レンズを交換するたびにクイックシュー(受け側)を取り付け直していたのでは全然クイックじゃなくないので本末転倒。
そこで、三脚に付けるクイックシューは縦向き(撮影方向に平行)にしておいて、同じ向きで取り付けられるカメラ用プレートを選ぶ必要がありました。
Markinsの上記2つのカメラプレートは、クイックシューとの取り付け部が正方形になっていて、縦向きにも横向きでも装着可能なので、この問題をクリア。

コルクやゴムなどは一切使われておらず、金属同士なので歪む要素がなく、ガッチリと固定されます。
より素早く締められるレバー式もあります。ただ、他社のアルカスイス型プレートなど製品によっては少し幅が異なるものもあるらしく、もしそうした製品を使うことがあれば調整が必要になるので、よりシンプルで対応幅の広いノブ式を選んでおきました。

QR-48は、もう少し小型の三脚に付けました。
ただし、クイックシュー底面のネジは3/8インチのいわゆる「太ネジ」仕様なので、このように通常の雲台に取り付ける場合は、1/4インチ(細ネジ)に変換するアダプタも必要です。
もちろん2つ購入。

三脚を使わない時でもプレートは常にカメラに、クイックシューも常に三脚に装着しています。
カメラ底面に少し出っぱりができる事になりますが、手持ち撮影で特に邪魔に感じることもありません。
三脚に載せたり手持ちで撮ったりを繰り返す事が少なくない僕には、クイックシューは手放せないモノですね。
→2013/4 Amazonマーケットプレイスでの扱いが始まった
より買いやすくなりましたね。

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