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Mavericksのマルチディスプレイ  2013.10.25 Fri

MacOS Xを最新のMavericksにしました。
今回からOSも無料になりました。
危惧していたApertureやiPhotoのフォルダ構造の変更もなく、新OSを使い始められました。

ただ、ひとつだけ問題が発生。
今回から、マルチディスプレイの概念というか仕組みが変わっています。
Moutain Lionまでは、「広いデスクトップを複数のディスプレイで分け合う」ものだったのに対して、Mavericksでは「個々のディスプレイがそれぞれ別のワークスペースになっている」ような印象。

mvrkda24.jpg

だから、上のようにウインドウを移動させて隣のディスプレイとの中間に置こうとドラッグすると、ボタンを離した時点でのカーソルがあるディスプレイのほうだけにウインドウが表示されるようになってしまいます。

カーソル移動という点では両ディスプレイは繋がっているのですが、「一枚の大きな画面領域」という概念ではなくなってしまっているというわけです。

ウインドウだけなら、実務にそう影響ないのですが、PhotoshopやIllustratorなどにとっては大問題。
というのも、この手のアプリケーションは「メイン画面で画像を開き、パレット類はサブ画面に置いておく」という方法を私は取っています。
しかしMavericksで2つの画面が、上記のようにスペースとして完全に繋がらなくなったため、一度でもMission Controlによる画面移動を行うと、画像を開いている場所にパレットが重なって表示されてしまうのです。

パレットのどれかひとつだけでもサブ画面に移動させれば全パレットが付いては来るのですけど、毎回これを行うのはかなり面倒。
Lightroomでもサブウインドウが同様になっています。
これじゃ作業効率がかなり落ちてしまうぞ、どうしようと、あれこれ探してみて、ようやく発見しました。

mvrkda24b.jpgそれは、システム環境設定の「Mission Control」の中にある、『ディスプレイごとに個別の操作スペース』のチェックを外すだけ。
これで完全にMountain Lion以前のマルチディスプレイ環境に戻ります。
Photoshopのパレット位置はもちろんのこと、ウインドウも2つの画面の中間にまたぐように置けるようになりました。

まぁ、わかってみれば当たり前のところに設定があったわけですが、新画面モードがMavericksの初期設定となっているので、アップデートして戸惑った人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみにこのチェックをOFFにすると、従来どおりサブ画面にはメニューバーもDockも表示されなくなります。

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