Amazonプライムフォト 2016.03.06 Sun

アマゾンCloud Driveの一部であるこのサービス、特徴は何と言っても「写真なら容量無制限」という点。
何千枚でも何万枚でも写真を保存できるということです。
しかもGoogle Photosなどと違い、画像サイズの制限がないのが素晴らしい。さらに驚くことにRAWデータもそのまま保存できるというスグレモノ(ただし制限あり。後述)。
もちろんアップロードした写真は、PCでもスマホでもタブレットでも(自分のアカウントなら)閲覧できます。
上はMacのSafariで表示させた写真一覧のページのスクリーンショットです。
ここに見えているのは全部ニコンD800のRAWデータ。
左に並んでいるアイコンは、上から「すべて」、「This Day」、「アルバム」、「ビデオ」、「共有済み」、「削除済み」。
これは「すべて」を表示させた画面のもっとも上部ですが、画面右にある年表示をクリックすれば、その年の写真までスクロールして読み込んでくれます。
「This Day」というのは、1年前の今日、2年前の今日・・というように表示されます。
まだ使っていませんが、アルバムで整理することもできるようですね。

これはそのMac用アプリのアップロード中の画面。
フォルダをまとめてアップロードできるので、あとは待つだけです。
何日かかけて、Lightroomに登録しているデータをすべてアップロードしてみました。
僕の場合、2年前あたりから撮った写真はLightroomに直接登録するようになりましたが、それ以前は一旦、旧iPhoto(現「写真」アプリ)に読み込んでいました。そのため、古い写真はざっと選別したものだけをLightroomに入れています。
とはいえそれでも容量は約900GB強でした。
1枚1枚すべて確認したわけじゃないですし、アップロードが途中止まってしまった事もありましたが、プライムフォトアプリを起動しなおせば続きが行われ、一応きちんとアップロードされているようです。
少し不明な点もあります。
プライム・フォトのRAWデータの扱いに関してです。
現在のところ対応しているRAWデータはニコンやキャノンなど一部のカメラに限られ、その他(僕ならフジやパナソニック)のRAWデータは、一覧のサムネイルには出てきません。
ファイルとしてはきちんとアップロードされており、ダウンロードする事が可能です。
つまり「写真」ではなく「ファイル」として扱われているようなのですが、だとすればアマゾンCloud Driveの5GBという制限にひっかかるはず。X-T1やFZ1000のRAWデータもたっぷりアップロードしてますからね。

しばらくしたらプラン変更をすすめるメールが届くのか、あるいはファイルが削除されたりするのか、とも思っていますが、実はアップロードから1ヶ月以上たった今でも何もありません。
プライム・フォトは、Amazonプライム会員であれば誰でも利用できます。
ビデオ見放題の「プライムビデオ」、音楽聞き放題の「プライムミュージック」に、この写真無制限の「プライム・フォト」が加わり、Amazon Primeの年間3900円という価格がより安く感じてしまいます。
よくわからない部分や制限はあるものの、他のサービスも含めたこの価格を考えれば、個人用の写真のクラウドバックアップとして現段階でベストなサービスと言えるのではないでしょうか。
ただこれまでも同様のサービスはいくつかの大手に存在したことはあるんですよね。
でもどれもそう長く続かず打ち切られました。サーバのストレージへの負担が、収入ぶんより多かったのでしょう。
Amazonプライム・フォトがそうならない事を願います。
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