未来図 2007.09.28 Fri

このイラストは空飛ぶ警察官だそうです。GIGAZINE本文にも書かれているとおり約100年たった今でも実現していませんね。
個人が自由に空を飛ぶという夢はいつの時代もずっとあり続けてますが、いつか現実になるときがきても、それは少なくともこんな竹ひごのような飛行機とおかしな翼の警官ではないでしょうw。

たとえば、こんな戦車とか

内容的にはすでに越えてますね。
こういうイラストを見て、当時の人は「未来」を感じたに違いありませんが、今の僕らから見ると、たとえ実現していない夢でもとても古くさい。
絵そのものの古くささももちろんあるんですが、何よりそこに描かれている物のディティールが古いんですよね。
飛行機の翼やプロペラ、戦車のタイヤ、蓄音機のラッパ。
どれも当時すでに存在していたモノそのままです。
これは映画や漫画などでも頻繁に見られます。
まるで人間のように動き10万馬力もあるロボットが開発されていた鉄腕アトムの世界でも携帯電話はありませんでしたし、80年代までのSF映画に出てくる未来のコンピュータの画面は、えらく湾曲したブラウン管ばかりです。
機能的には未来を考えることができても、各部のディティールの進歩まで想像はおよばなかったようです。

まだ値段がとても高かった少し前の薄型テレビの枠や「マイノリティリポート」などの映画をひきあいに出すまでもなく、ここしばらく「透明」が、未来のひとつのキーワードのようで、たしかに未来を感じてかっこいい。
でも100年後、いえ50年後でも僕らがこれを見たらどう感じるんでしょう。
「今どき透明だってさー」
「数字押さなきゃ電話できないんだ・・・」
「これ丸められないじゃん」
「っていうか手に持たなきゃなの?」
なんて事もあるかもしれません。いや、そもそも電話なんて無いかもしれないです。
技術とデザインの進歩は、凡人の想像を超えることのほうが多いのかもしれません。かと言って、その道の技術者なら正確に予想できるかといえば、それもきっと違うでしょう。
未来の予測ってほんとに難しそうですね。
Comments
- name
- comment