egword・egbridge終了に思うこと 2008.01.29 Tue

egwordはワープロソフトとして、egbridgeはIM(日本語変換ソフト)として、Macを代表するソフトです。
特に後者は、まだ日本語版OSがなくATOKはもちろん「ことえり」さえなかったMacintosh創成期から存在している、もっとも古いIMだと何かで読んだ記憶があります。
24年もの間、相当な数のMacを支え続けてきたソフトが消えていくのは残念でなりません。
これで事実上、社外製のMac用ワープロソフトはMicrosoftのWord、IMはATOKだけになってしまいました。
この10年ほどで、多くの優れたソフトが淘汰され、同種のソフトの中でもっとも強いものだけが生き残ってきました。
市場とはそういうものでしょうから仕方がないのかもしれませんけれど、これは同時に特徴や面白みといったものに縁遠いビジネスライクで巨大なソフトばかりを生み出す状況をつくり出してます。
十数年前、まだインターネットがまったく普及していなかった頃、パソコンとくにMacは魔法の箱でした。性能は現在と比べるべくもありませんが、使う事そのものが実に楽しいピリリとスパイスの効いたソフトがたくさんあってワクワクしたものです。
それが現在、多くのパソコンはほぼイコール「ブラウザを動かす道具」のようになってます。ワクワクを感じることは滅多にありません。
一般化するという事はそういう事なのでしょうけれど、なんだか寂しいかぎりです。
今ある巨大なソフト群がいずれネット上のアプリケーションに置き換わっていくとき、新たなワクワクを感じさせてくれる事を願いたいです。

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# 2008.01.29 Tue 21:51
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