JAF入会時のオモヒデ 2008.08.22 Fri

今回で2回目。JAF入会20周年の記念ステッカーのようです。そういえばだいぶ前にも10周年ステッカーが送られてきてました。
以前は窓の裏から貼るタイプ(デザイン面が粘着面)だったように記憶しているのですが、今回のはデザインの裏側が粘着面となっている普通のステッカーでした。
ま、どうせ貼らないのでどうでもいいんですが。
僕もJAF入会からもう20年なんですね。
免許を取ってしばらくはJAFには入ってませんでした。入会時のことはよく覚えてます。
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東京に住んでた僕は、そのとき長崎の実家に帰るためクルマを走らせていました。
時刻は深夜。東京から約300km、名古屋インターを越えてまもなくだったと思います。
バッーーーーン!
というものすごい音が左後方で聞こえ、衝撃がありました。その瞬間、ハンドボール大の石をホイールハウスに巻き込んだのかと感じたのを覚えてます(そんなでかいもの入らないはずですが)。
反射的にハンドルをぎゅっと握りましたが、まもなく車体が大きく揺れ出しました。
即座にクルマを路肩に寄せて停止させます。
右後ろのタイヤからもうもうと白煙があがっていました。
よく見てみると、タイヤの側面(文字の書いてあるところ)が完全に破裂しグチャグチャになったワイヤーだけが見えてます。タイヤがバーストしていたんですね。
パンクなら何度か経験してますが、バーストなんて後にも先にもこれ一度っきり。
高速走行時にバーストしてもきちんと停車できたのは、側面が破裂してもワイヤーによって接地面は繋がっていたからでしょう。タイヤってえらい。
さてこのままじゃ動けません。長崎までまだ1000kmも残ってますし。
スペアタイヤは載っていましたが、テンパータイヤと言われる緊急用の細いタイヤで、しかもそれは「スペースセーバータイヤ」の名のとおり畳まれた状態でコンパクトに入っており空気を入れないと使えません。
もちろんそのためのコンプレッサーも搭載されていたのですが、これはかなり小型のもので、クルマを購入した店で「これを使っていっぱいまで空気を入れるのには2時間くらいかかる」と聞いていましたから、ハナからやる気は起きず、当時まだ入会していなかったJAFにお願いすることにしました。
携帯電話などない時代ですから、高速道路にある程度の間隔で設置してある緊急電話を使います。
ところが深夜とはいえ東名・名神高速。横を通る車の音で相手が何を言っているのか、さーっぱり聞こえません。
そこで現在地、状況、そしてタイヤのサイズ(交換タイヤがあるかもしれないと期待して)など必要と思われることを一方的に大声でゆっくりしゃべって電話を切り、その場で待ちます。
どのくらいたったのか覚えてませんが、JAFの作業車がやってきてくれました。
交換タイヤはなかったものの、作業車の大型コンプレッサーでテンパータイヤをあっという間に膨らませてくれ、交換までしてくれます。手際の良さはさすがという他ありません。
そう、このときJAFに入会したのでした。
でも緊急用タイヤですからこのまま長崎まで走ることはできません。途中でタイヤを購入する必要があります。
JAFの人に聞いてみると、「滋賀まで行けば買えるだろう」ということだったので、滋賀まで高速道路を70km/h程度でゆ~っくり走りましたよ。
ハッチバッククーペでしたから、荷室に入れたタイヤのゴムが焼ける臭いがすさまじく、窓全開での走行でした。
滋賀のインターに着いたのは午前4時ごろだったでしょうか。
料金所の係員さんに「左に出て40分くらい走ると車用品店がある」と聞きました。
そしてオートバックス(だったかな)に着いたのは朝の5時。
当然店は開いてません。
駐車場で数時間待ち、開店時間の30分くらい前に出勤してきた店員さんに「タイヤください」と言ったのですが、「うーん このサイズはありませんね」という答え。。
当時としてはかなり珍しいタイヤサイズだったので仕方ないのかもしれませんが、この時はかなり落胆しました。
その後、車を買った東京の店が開く時間を待って電話し、提携しているタイヤ屋を紹介してもらいました。
でも場所は京都でした。またしてもそこそこの距離を走らなければなりませんでしたが、その日の昼過ぎ、バーストから12時間近くかかってなんとか新品タイヤを購入、長崎まで無事帰りつくことができました。
よかったよかった。
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