micro4/3の1号機 2008.09.13 Sat

10月31日発売というこのカメラ、マイクロフォーサーズ規格の第一号になります。
この規格は、フォーサーズのイメージセンサーはそのままでレンズのバックフォーカスを短く、マウント径を小さくして、レンズ交換可能「デジタル一眼」をというもの。
構造上(マウントからセンサーまでの距離が短い)レフレックスミラーは入れられません。当然ペンタプリズムやペンタミラーもなく、「一眼」と言っても「一眼レフ」とは違いファインダーはライブビューファインダーとなります。
「ネオ一眼」と呼ばれてた同社の" target="_blank" title="FZシリーズ">FZシリーズやオリンパスCAMEDIAのUZシリーズとの一番の違いは、レンズ交換ができることと、イメージセンサーサイズが大きいことですね。
個人的にはデジタル一眼のファインダーは、技術の進歩によっていずれ実像式はなくなりすべてビューファインダーになると思ってます。
だって、100%だ95%だとか騒いでも、それって「だいたい」の数字でしかありませんし、実像ファインダーで記録される露出や色を確認することはできません。
超高画素のビューファインダー、極論すれば2000万画素のカメラに2000万画素のファインダーが付いてればこれ以上のものはないはずです。
そういう意味でも注目のマイクロフォーサーズです。
ただ、おそらく1号機であるこのDMC-G1はまだまだ多くの面で目標とするレベルに達してはいないんじゃないかなぁと勝手に予想してます。
1つはサイズ。
「124×45.2×83.6mm」の数値は、オリンパスE-420の「129.5×53×91mm」と果たしてどれだけの違いを感じるものでしょう。実際に手にしてみないと何とも言えませんが、せっかくこうした新規格を作ったんですから、驚くほど小さくしてほしかったかなぁという気も。
そして何より、一眼レフを一番「デカイ」と感じさせるレンズ。レンズが飛び出してるからゴロンとして収まりが悪いんですよね。せっかくだから最初からすごく薄いのを出してほしかった。
1つはAF。
コンパクトデジカメと同じコントラスト検出式AFが、今はまだ心配です。
「DMC-L10に比べて約3倍に高速化した」とはいえ、それでも普通のAF一眼レフには速度も精度もおそらく及ばないのではないかと。
1つはファインダー。
上に書いてることと矛盾しそうですけど、現状ではまだ光学実像式に分があるかもしれないです。もちろん実際に覗いてみないとわかりませんが。
そういうわけで、僕がDMC-G1を買うことはまずないと思いますけど、この規格でもしコンパクトなマクロレンズなんかが出れば、フォーサーズの被写界深度の深さと、バリアングル液晶の自由度をいかして、花や昆虫撮影なんかに最適なカメラになりそうな予感も。
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