マイケル・クライトンがー 2008.11.08 Sat

外国の小説なんてほとんど興味のない僕ですが、この人の作品だけは本当に好きです。
驚くような発想、テンポのいい展開、専門知識に裏打ちされたストーリーは日本語訳されても非常に魅力的で、単なる物語を楽しむだけでなく、知的好奇心を満たしてくれる作品ばかりです。
とくにプロローグは秀逸で、最初の数十ページを読むともう止まらなくなります。
決して本を読み進めるスピードが早いわけでない僕は、最初に興味をひかれないと、それからの数時間をその本のために費やしたくなくなってしまうわけですが、マイクル・クライトン(著者名にはこう書かれている事が多かったように思います)の作品にはそれがひとつもありませんでした。
もっとも有名なのはやはり「ジュラシックパーク」でしょうか。
おそらく映画だけ見たという人のほうが多いかと思いますが、わずか2時間ほどの映画では「CGすごいぞー」的なもので終わってしまってるのが残念です。
十数年前、映画ができるより前にこの小説を読んだとき、これは本当に存在するんじゃないのかと、小説と現実の境界がわからなくなるほどワクワクしたことを思い出します。本当に面白い物語でした。
もちろんそれだけじゃありません。
子供のころテレビで初めてクライトンの作品に触れた「アンドロメダ(小説タイトルは「アンドロメダ病原体」)」は後から小説を読んでも面白かったですし、映画版ではダスティンホフマンが主演した「スフィア」は一番好きな小説のひとつです。
僕は観てませんが、ドラマ「ER緊急救命室」は日本でも大人気でした。
他にも「失われた黄金都市(映画名:コンゴ)」、「ディスクロージャー」、「タイムライン」など映画化されたものも多いのですが、絶対に小説のほうが何倍も面白いです。
機会があったらぜひ読んでみてください。きっと一気に読み終えます。
僕もたしか「プレイ -獲物-」を最後にそれ以降まったく読んでませんけど、出てるのかな。
それにしても今回のニュースは残念でなりません・・。
Comments
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- Nuevo : URL 同感です
-
#- 2008.11.09 Sun 06:02
はじめまして。いつもこのブログ拝見しております。 Photoshop3か4ぐらいの頃から
この「デタラメPhotoshop」は私の教科書のような存在でした。
彼の死は本当に残念です。
彼の作品はすべて読みました。
途中からは日本の書籍が高いため、仕方なく英語版で読んでいます。
英語で読む苦しみの壁を超えて、早く読みたくなる作品ばかりでした。
読み終わるとまるで映画を見たように錯覚するほどに頭の中に映像が出来て
しまいます。
最後によんだのは「Next」 です。 これは遺伝子操作やこれにかんする企業の
問題などあらゆる要素が含まれた作品なので、日本語でもういちどゆっくり読みたい
と思っていますが… (英語では難しすぎて理解に苦しみましたので、いままでのような読後感がなくて残念に思っているのです…)
長くなってすみません。
Nuevo - BONZO : URL
-
#- 2008.11.09 Sun 19:22
Nuevoさん はじめまして
デタラメ~も見ていただいてたということ、とても嬉しく思います(^_^)。
英語版~著者が書いたそのままを読めるとは羨ましいです。
僕は英語力がありませんからもっぱら日本語訳本ばかり(+_+)。
それでも十分面白くはありますがw。
「Next」、読んでいませんでした。
最近は時間にあんまり余裕がなくてなかなか本を読めませんが、これは近くAmazonででも注文したいと思います。ありがとうございました(^_^)。